御忌(808回忌)を奉修(2019年)
春のお彼岸ように麗らかな2月24日、法然上人の年忌法要である「御忌(ぎょき)」ならびにお釈迦さまの「涅槃会(ねはんえ)」を厳修しました。
2019年(平成31年)は法然上人がご往生された1212年(建暦2年)1月25日から丸807年なので、808回忌にあたります。また、お釈迦さまは約2500年前の2月15日にご入滅されたと伝わるので、その様子を描いた涅槃図を掲げ、例年通り法然上人とお釈迦さまお二人のご回向を勤めました。
昨年五重相伝を満行された新同行の女性当番さまに昼食をご用意いただき、男性当番さまには本堂内や幕の設えをお手伝いいただきました。初めての当番でまだ慣れないながらも、そつなくご協力いただいてもう安心です。美味しい昼食を頂き、午後からは法然上人ご遺訓「一枚起請文」を写経。皆さん集中して無言の中、丁寧に写経くださいました。
法要では涅槃図の前でも焼香していただき、永代回向・塔婆回向、大念珠繰りも勤めました。お下がりと自筆の写経をお持ち帰りいただく際もあたたかな陽気で、心身ともに気持ちの良い一日でした。