善福寺バス旅行「法然上人ご生誕の地 誕生寺」
幸運にも梅雨の晴れ間となった7月12日、例年の善福寺バス旅行を開催しました。五重相伝(2019年11月)後のバス旅行は法然上人ご生誕の地である誕生寺へ参拝するのが恒例となっており、五重直後の知恩院御礼参拝と合わせて、お念仏のご縁を深く喜ぶ機会となりました。
朝8時に天理駅を出発し、大きな渋滞もなく順調に中国自動車道を走り、岡山県の津山インターチェンジを降りて、11時半に誕生寺へ到着。日差しが眩しいほどの晴天の中、参拝することができました。
まずは本堂でお勤め。持参した「和文のお経」プリントをみんなで拝読し、10分間ほどですがお念仏しました。職員のご上人から誕生寺と法然上人の歴史をお伺いした後、ご開帳いただいたご本尊である法然上人像の眼の前で手を合わさせていただきました。
誕生寺参拝の後、津山駅前で昼食を取り、長旅を疲れを癒やしました。お腹が膨れたところで、古い城下町の風情が残る「城東町並み保存地区」を散策。幕末の開国以来、津山から輩出された優秀な洋学者を紹介する「津山洋学資料館」を見学したり、洋学者・宇田川榕菴(うだがわ ようあん)にまつわるコーヒーを飲んだりしました。NHK「あぐり」ロケ地となった古民家を見学した際には、誕生寺を開いた法然上人の弟子・熊谷直実(くまがい なおざね)の人形にも出会いました。
さらに元気に津山城跡を登り、立派な石垣と復元された備中櫓(びっちゅうやぐら)を拝見。法然上人が比叡山に上るまで過ごされた岡山の山川を一望することができました。
帰りのバスは疲れてぐっすり休みながら、19時半の帰着となりました。ご参加いただいた皆さま、どうもありがとうございました。