コロナ禍のお盆が終わりました

8月15日、お盆の法要「盂蘭盆施餓鬼会」が勤まり、コロナ禍のお盆もなんとか無事に終わりました。

新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中でお盆を迎えることとなり、今年は何もかもが例年とは異なる様子となりました。帰省やお墓参りを控える方も少なくなく、久しぶりにお会いするのを楽しみにしていた方々と会えないという寂しさが募りました。「盂蘭盆施餓鬼会」も密を避けるために参詣者の人数を制限したり、初盆の方と一般の方の入堂を時間差にして別けたり、法要時間も短縮する工夫をしたり、イレギュラーな対応をせざるを得ませんでした。

また連日の猛暑により、お墓参りをするにも大変厳しい状況でした。お互いにマスクをしながら、息苦しさを感じながらのお墓回向となりましたが、これが当たり前の風景になっていくのかもしれません。

しかしそのような中でも、できるだけ欠かすことなくご先祖供養をしようと熱心にお参りされる皆さまの姿、あるいはお参りできなくてもお心を寄せてくださる方々の想いに感心させられました。その姿に私たち寺族が励まされながら、なんとかお盆を勤めきることができました。改めて感謝申し上げます。

まだまだコロナも暑さも油断ならない日が続きます。どうぞ皆さまくれぐれも健康第一にお過ごしくださいませ。

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