先代住職の墓碑を建立
12月末、先代住職が自ら自身の墓碑を建立しました。本堂西側にある歴代住職の墓碑のとなりに、第32世として「観蓮社深譽然阿大瀛」と正面に刻みました。
いわゆる終活のひとつですが、そもそもお寺は毎日が終活のようなもの。浄土宗第二祖・聖光上人の有名なお言葉「念死念仏(ねんし・ねんぶつ)」が示すように、常に死を念じつつ念仏の日々を送っています。それは年末年始もいつもと変わらず、いつ訪れるとも分からない死と隣合わせの私たちが常に心がけておくべきことです。
とは言え、先代住職はまだまだ元気に長生きするつもりです。差し迫った死を意識するわけではなく、余裕をもっての終活の現れでもあります。臨終のその時までついぞ生の執着から離れられない私たちですから、この墓碑を見つめながらまた念仏の日々を過ごしていくことでしょう。
今年も一年間大変お世話になりました。新年も皆さまにとって喜びに溢れ、念仏のご縁多い一年になることを願っています。新年もどうぞよろしくお願いいたします。 合掌