行基菩薩の案内板を設置

2018年で生誕1350年を迎える行基菩薩(668〜749)は、善福寺を開いたお坊さまです。全国に寺院や墓地を開くだけでなく、各地の土木工事を通じて民衆の生活を支えた偉人であり、聖武天皇の命によって奈良の大仏(東大寺)を建立した中心人物として有名です。その行基菩薩が開いた墓地が起源となり、善福寺になったと伝わります。

以前から本堂前に「行基菩薩報恩碑」がありましたが、なかなか気づいてもらえなかったので案内板を設置しました。報恩碑の裏側に刻まれている文字から分かるのは、この石碑が行基菩薩1000年忌(延享4年、1747年)に建立されたものだということ。当時も大いに行基菩薩を顕彰されたことが伺えます。

折しも今年は五重相伝開催の年。この機縁に乗じて、五重相伝中の11月2日に行基菩薩生誕1350年記念法要を厳修します。善福寺の源を感じるとともに、日本仏教の礎を築いた行基菩薩に思いを寄せていただければ幸いです。 合掌

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