法然上人

住職のインタビューと法話が掲載されました!

良きお寺とつながる安心を届けるポータルサイト『まいてら』(善福寺も登録しています)に、住職のインタビュー記事が掲載されました。

「お坊さんと味わうことばの世界」というコーナーの記念すべき第一回として、住職が法然上人のお言葉を紹介させていただきました。そのお言葉は、住職の大好きな御法語の一つ「信をば一念に生まると信じ 行をば一形に励むべし」。記事をご覧いただくとともに、この御法語の有り難さを感じていただければ幸いです。ご質問あれば遠慮なく住職までお尋ねくださいね。

▼ 信をば一念に生まると信じ 行をば一形に励むべし – 善福寺 住職 桂浄薫さん (奈良県) – まいてら
http://mytera.jp/paper/kotoba_zenpukuji_0004/

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また、浄土宗青年会ホームページの「青年僧のお話」には、住職が最近感じることを寄稿いたしました。こちらはどちらかというとお坊さん向けの話ですが、良ければ一般の方もご覧くださいませ。感想もお聞かせくださいね。

▼ 青年僧のお話 | 浄土宗奈良教区青年会
http://narajosei.info/sermon

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「本当に志を同じくする仲間とお念仏を称えましょう」

浄土宗奈良教区にはお坊さんが布教師(お説教師さん)を目指して勉強する「大和布教研修道場」という団体がありました。年長者から若手まで会員50名ほどの会で、私も数年間事務のお手伝いをさせていただきました。しかし、その会は先日2016年6月で解散となりました。

布教師を志したばかりの方や第一線で活躍中のお坊さんが沢山いるにも関わらず、このような会が無くなってしまうのは非常に残念でなりません。解散の主な理由は、研修会等への参加者が激減していること、設立当初の目的を終えて次の時代にあった会にすべく一旦リセットすること、という2点にありました。私も事務局の一員としてこの解散提案に賛成した一人ですが、苦渋の決断でした。

しかし残念に思う一方で、これで良かったのではないかという思いも正直あります。浄土宗奈良教区において布教(法話・説教)を学ぶ熱が低下し、研修会等への参加者が少ないのは憂慮すべき事態ですが、もはやその改善を組織やシステムに頼る時代ではないと思うからです。たとえば仮に、浄土宗の指導力が弱いとか、僧侶養成システムが機能していないとか、浄土宗奈良教区の組織的な弊害であるなど、いくら体制に布教熱が高まらない原因をなすりつけても何も解決しません。

もちろん適切な組織論や制度設計は重要ですし、大きな団体でないとできないことも沢山あります。それが必要ないとはもちろん考えていません。しかしながら、変化が激しく価値観が多様化する現代において、以前ほど大きな団体の果たせる役割は大きくありません。それよりも、より機敏に動ける小さな団体の方が効果的な活動ができるのではないでしょうか。毎年決まりきった総会や研修会を繰り返すだけの会が活力を失っていくのは無理もなく、惰性や義理で参加するようなものではなくて、本当に志を同じくする者が集まる会が理想的です。

そういう意味で私が考えるこれからの団体は、固定的な会員や会費は規定せず、必要な時に必要なテーマを掲げ、興味がある人が集まって学び・行動し、目的をある程度果たせば解散するような自由な会。いわばアメーバのように自由に生まれ、自由につながり、自由に散らばっていく、そのような柔軟な会こそ、これからもっと必要なのではないでしょうか。会員や事務局がなくても、インターネットやSNSを利用すれば興味ある方には情報は行きわたる時代ですし、口コミでも充分です。会費も、興味ある方であれば適正な価格をその都度支払うことに抵抗はないはず。現に今も、有志でそのような会があちこちにあります。

2015年国勢調査で日本の人口減社会突入が明確になりました。檀家さんもお坊さんも減る一方なので、ムダに大きい組織や重複する団体はどんどん解体し、スリム化していくべきなのは明白。お坊さんの世界に限らずムダな組織がやたらと多いのが現実ですが、もう余計なことをしている体力は社会にもお寺にもありません。

布教はお念仏を伝えること。その難しさが指摘される時代だからこそ、その目的だけはブレることなく、組織やシステムは臨機応変に変えていきませんか。柔軟に動けるように組織は極力少なく小さくし、有志の自主性が働く余地を残しておけば、自由な発想による活き活きとした活動が増えてくるでしょう。少なくとも私はその思いを共有できる仲間を求めています。共に精進してまいりましょう。 合掌

(第三組 天理市 善福寺 桂浄薫)

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