ボーイスカウトがお墓掃除してくれました!

まだまだ暑い日が続きますが、お寺はお盆が終わって静かな時間が流れています。そんな中、ボーイスカウトの少年が研修の一環として、お墓掃除の奉仕をしてくれることになりました。

その研修は、高野山真言宗スカウト協議会による「高野山真言宗 宗教章講習会」というもので、高野山にある大師教会本部で数日間開催されたそう。研修後の課題の一つに、ご先祖さま・ご両親などへ感謝を表す「報恩行」を務めるという決まりがあり、今回はお祖父さまの家のお墓がある善福寺で奉仕作業をしようと思い立ってくれたのだとか。

少年は埼玉、お祖父さまは奈良、高野山は和歌山という場所をこえて、さらに高野山真言宗や浄土宗という宗派の垣根もこえて、少年のひたむきな報恩の思いがお墓掃除という形に表れたこと、非常に尊く思います。

お盆の直後ということでお墓の花がまだ枯れたまま残っており、それを回収してゴミ袋に詰めて集荷場に出す作業をお願いしました。なんと5日間も、2時間ずつご奉仕いただけることに。例年なら私たち家族で少しずつ行う掃除ですから、本当に大助かりで有り難い限りです。

ともかく少年が無事に報恩行を終えて、研修の意義をしっかりと受け止め、立派に成長してくれることを願っています。 合掌

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